ウォーターサーバーを必要とする人の中には、赤ちゃんのミルクを作りたいという方もいるでしょう。
口コミを見ると、赤ちゃんのミルク用には、軟水が適しているとされています。
理由は、赤ちゃんはミネラル分をうまく分解できないためとされているからです。
でも、ミネラルをきちんと比較したサイトは見たことがありません。
一覧表にしますので見てください。
100g中です。
成分比較 |
牛乳 |
母乳 |
ミルク |
カルシウム |
110mg |
27mg |
48mg |
カリウム |
150mg |
48mg |
65mg |
マグネシウム |
10mg |
3mg |
5.2mg |
リン |
93mg |
14mg |
29mg |
鉄分 |
微量 |
0.04mg |
0.85mg |
ミネラル分は、ほかにもいろいろありますが、代表的なミネラルを選びました。
母乳のミネラル分は、牛乳の約3分の1ぐらいですね。
粉ミルクは母乳に似たミネラルバランスになっています。
ミネラルウォーターや水道水を使うと、それらに含まれるミネラルも加算して考えなければなりません。では、実際にどのくらいなのでしょうか。
ここで、代表的な国産天然水(硬度60)を見てみましょう。
100ミリリットル中に含まれるミネラルは
カルシウム 1.66mg
カリウム 0.8mg
マグネシウム 0.48mg
です。
ちなみに水道水100ミリリットル中のミネラルの例は
カルシウム 2mg
カリウム 0.2mg
マグネシウム 0.5mg
です。
この程度なら大したことありません。
あえてピュアウォーターを使う必要はあるのか疑問です。
ただし、ヨーロッパのエビアン(硬度300)のような硬水は影響が大きいです。
エビアン100ミリリットル中のミネラル
カルシウム 8mg
マグネシウム 2.6mg
これ以外のミネラルもありますからトータルではもっと多くなります。
こうやって数字で見ると、タダいけない、ダメと言われるより分かりやすいでしょう。
硬度が小さい(硬度25)天然水は全然影響がないことが分かります。
納得したうえでウォーターサーバーの天然水をお使いくださいね。